1 首都圏の虎 ★

【9月25日 AFP】フランス東部ミュルーズ(Mulhouse)の裁判所は24日、ショートパンツの丈が短すぎるとの理由から女性2人を暴行したとして、18歳の男に禁錮2月の執行猶予付き判決を言い渡した。フランスでは、公の場での服装を理由とする女性への身体的あるいは言葉による暴力に対する怒りが募っている。

 この男は23日に拘束され、フランス法で認められた迅速な手続きによって翌日に判決を受けた。執行猶予付き禁錮刑に加え、75時間の奉仕活動と市民講座の受講も命じられた。

警察によると、被害に遭った女性2人は23日、ミュルーズで路面電車を待っていたところを襲われた。男は2人のうちショートパンツをはいていた方に向かって、「もっと短いのをはきたいんだろう?」と話しかけた。その後、両者の間で緊張が高まり、男に押された女性が転倒。もう一人の女性が止めようとしたところ、男に首をつかまれたという。

 目撃者が警察に通報し、男はまもなく逮捕された。男は犯行を認めたが、女性をからかいたかっただけだと主張した。

 この事件の数日前には、同じく東部のストラスブールで、若い女性がスカートをはいていたことを理由に白昼に3人の男に襲われ、殴られたと述べており、抗議の声が上がっていた。被害女性によると、十数人が目撃していたが、男らを止めたり追いかけたりする人は一人もいなかったという。

 閣僚らは、公の場での女性に対する暴力はフランス社会では認められないとし、特にイスラム過激主義を非難している。(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3306362

(出典 afpbb.ismcdn.jp)